ニュー ジャガーXJを発売
  2003年5月31日
-アルミニウム・モノコックボディ採用、フルモデルチェンジのフラッグシップサルーン4車種、
5月31日(土)より全国一斉に-


ジャガージャパン(本社:東京都港区虎ノ門4-3-13秀和神谷町ビル10階、代表:デービッド ブルーム / President:David Blume ) は、2003年5月31日(土)より、ニュー ジャガーXJ 4車種を全国一斉に発売いたします。

7代目にあたる ニュー ジャガーXJは、1994年XJ6発表以来、9年ぶりに行われた今回のフルモデルチェンジによって、現代のラグジュアリーセグメントのニーズを、高い次元で満たすため、伝統的なジャガーのスタイルはそのままに、パフォーマンスを向上し、より広い室内空間や、装備の充実を提供するためのサイズアップをはかりました。 このサイズアップに伴う重量増加を解消するため、一般的なスチールボディ構造に代え、量産モデルとしては初の、リベット接合と接着剤を併用した アルミニウム・モノコックボディ構造 という、航空宇宙産業における最先端テクノロジーを応用することで、従来モデル比40%、また競合他車に比べ最大で、200kgにもあたる軽量化と、60%の剛性向上を図りました。 このように非常に軽量、かつ強靭なアルミボディが、総合的な品質・性能の向上をもたらし、特に走行性能と操舵性が飛躍的に進化したことで、一段とダイナミックな走り、さらに敏捷で安定性の高いハンドリングが実現しました。 同時に静粛性、乗り心地においても大幅に向上し、これまで以上の快適さと、ドライビングプレジャーを提供します。

パワートレインは、すでに昨年から、新型S-TYPE / XK に搭載され、洗練性と高パフォーマンスに定評を得ている「AJ-V8(水冷V型8気筒DOHC)」 の自然吸気 / スーパーチャージド4.2リッターエンジンと、今回新しくこのエンジンファミリーに加わった、同3.5リッターエンジンの3バリエーションに、新設計のZF製6速AT が組み合わせられ、高い動力性能と、経済的を発揮します。ニュー ジャガーXJ中最速となる、スーパーチャージドモデル「XJR」では、0→100km/h加速で、5.3秒を達成しています。

この快適な乗り心地と、敏捷なハンドリング・走行安定性実現の要因のひとつは、全車に装備されている、エアサスペンションシステムです。荷重(搭乗者)の変化にも最適なバネレートを制御し、高速走行時には車高を低くすることで、高速安定性と燃費向上を実現、またジャガー独自の電子制御アダプティブダンピングサスペンションCATS(Computer Active Technology Suspension)がもたらす、さらに優れた操縦性・走行安定性も、つねに快適な乗り心地を維持させる要因です。

安全性についても徹底した追求がなされ、運転席/助手席2段式フロントエアバッグ、フロント胸部エアバッグ、新開発のカーテン式サイドエアバッグ、加えてこれらによる乗員保護性能を、状況に応じて最大限に発揮させるジャガー独自のコンピュータ制御包括的乗員安全システムA.R.T.S. (Advanced Restraint Technology System) を導入し、最も高レベルなアメリカ合衆国の最新の衝突安全基準(FMVSS208)にも適合しています。

車両の軽量化に伴い排出ガスの低減化も図られており、アルミニウム素材のリサイクル性にも優れています。耐久性と燃費の向上からメンテナンス維持費が軽減し、経済面でも大幅な顧客メリットを提供します。
また、このニュー ジャガーXJのエクステリアは、ジャガープロダクトの大きな魅力のひとつである、'曲線美'と評される流麗なシルエットと、'ひとめで分かる' ジャガーならではのプロポーションが継承され、象徴的な丸型のヘッドライトが楕円になり、フロントグリルは細くなるなど、細部におけるモダナイズと、高精度なフィニシングによって、ひときわ洗練度を高められています。

インテリアも、アルミモノコック構造の採用により、極限までスペースの効率化を図ることで、従来より広い室内空間を確保することに成功。前XJモデルに比べると、キャビン容量30〜40%の拡大、特に後部座席の快適性は、より高められました。 トランク容量も15%(62リッター)もの拡大を実現し、ゴルフバッグ4個が収納可能になるなど、ゆとり感だけではなく、大幅に居住性を向上させました。

エクステリア同様、クラフトマンシップに溢れるエレガントなインテリアは、ジャガーのDNAを継承し、よりラグジュアリーに気品高く、バーウォールナットとレザーの上質な素材に、高精度な仕上げが施されています。同時に、最新のマルチメディア情報システム搭載などにより、ドライバー・サポート機能も充実、ユーティリティー面でも大きく前進しています。

ニュー ジャガーXJは、ジャガーブランドの永く、豊かなクルマづくりの伝統のなかで培われてきた 'ジャガーネス' を継承することを重視し、フラッグシップサルーンに相応しい、気品と洗練度を、より以上に高めながら、アルミモノコックボディ構造をはじめとする、最先端テクノロジーの採用によって軽量かつ強靭なボディの開発を成功させ、飛躍的な品質・性能向上を図りました。クラフトマンシップと最先端テクノロジーが共存し、伝統と革新が融合する、真の意味での新しさ・上質さをもつ、ジャガーのフラッグシップサルーンの誕生は、主要な競合車に対して大きな市場優位性を持ち、次世代のラグジュアリーサルーンのあるべき姿を見据えて、今後の国内市場においても、多くの新規顧客層開拓の可能性を広げるものです。

「ニューXJは 'ジャガーらしい' エレガントなスタイリングと、しなやかでスポーティーなドライビングフィール、クラフトマンシップにあふれたインテリアなど、ジャガーブランドの核心的な価値である要素のひとつひとつ、どれをとっても、期待を上回る、最高の満足を顧客に提供します。また、競合ブランドに対する競争力の点でも、このニューXJのアドバンテージは当然大きく、より楽しく、より安全で快適なドライビングを実現しました。文字どおり、次世代の高級車を牽引する最高峰のフラッグシップサルーンです。」
ジャガージャパン代表:デービッド ブルーム
Jaguar Japan President:David Blume

"あらゆる部分にアルミニウムを使うことで、我々は技術を、技術の活用法を新しい次元に高めた自動車を創造しました。このニューXJは間違いなく、これまでで最も進んだジャガーなのです"。
ジャガーカーズ社:社長マイク・ビーズリー
Jaguar Cars Limited:Managing Director, Mike Beasley

■ ニュー ジャガーXJ 商品概要 (正式名称 / 型式 / メーカー希望小売価格)
Jaguar XJ8 3.5 (GH-J72RA)      ¥8,330,000-
Jaguar XJ8 4.2 (GH-J72SA)      ¥9,930,000-
Jaguar XJR (GH-J72TA)       ¥11,930,000-
Jaguar Super V8 (GH-J72TA)   ¥12,530,000-

※上記価格には、付属品、税金(含消費税)、保険料、登録等に伴う諸費用は含まれておりません。
※詳しくは、各正規販売店までお問合せください。